骨粗鬆症マネージャー制度

骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS: Osteoporosis Liaison Service)を推進するために、日本骨粗鬆症学会ではOLS活動の主な担い手となる骨粗鬆症マネージャーの養成と認定を続けています。骨粗鬆症マネージャー養成のためのレクチャーコースは2012年から毎年2回ずつ実施されており、毎回多くのメディカルスタッフの皆さんが受講しています。このレクチャーコースの内容は、骨粗鬆症の総論から診断・治療、OLSの概要から実際の取り組み内容まで、骨粗鬆症マネージャーとして活動するために必要な知識がまとめられています。骨粗鬆症マネージャー認定試験は2014年から始まり、毎年1回実施しており、翌年の4月に正式に新たな骨粗鬆症マネージャーが誕生します。

OLSの力強い担い手である骨粗鬆症マネージャーは、病院、診療所・クリニック、施設、地域などの様々な場面で活躍し、骨粗鬆症と脆弱性骨折の予防と治療を通じて、健康寿命の延伸、そして日本の未来に貢献しています。わが国の高齢者は今後も増え続けることから、これからも骨粗鬆症マネージャーがますます増えて行くことが期待されています。

2025年4月1日、第10期骨粗鬆症マネージャー認定者が加わり、認定者は以下となりました。

  • 認定者総人数:5,114名
  • 職種別比率:看護師(保健師、助産師を含む)48%、理学療法士20%、薬剤師16%、診療放射線技師5%、管理栄養士3%、作業療法士2%、その他6%