ごあいさつ

理事長就任にあたって
近畿大学医学部奈良病院整形外科・リウマチ科 宗圓 聰

2015年12月

私は、先の第17回日本骨粗鬆症学会の最終日の臨時理事会において新理事長に選出されました。学会期間中に会員数が4000人を超えて急速に拡張しつつある本学会の理事長に就任してその重責を担うことになったため、いつも色々なことで相談に乗って頂くとともにご指導を仰いでおります島根大学医学部内科学第一の杉本利嗣教授に副理事長にご就任頂きました。これからは、杉本先生、理事、監事の先生方とともに本学会のさらなる発展に向けて努力させて頂く所存ですので、どうか宜しくお願い申し上げます。

本学会は前理事長の太田博明先生、前副理事長の白木正孝先生の優れた指導力によって一般社団法人化がなされ、骨粗鬆症リエゾンサービス、認定医制度、若手育成事業、検診委員会などの設立が相次ぎ、それに伴い会員数の大幅な増加が達成されてきました。まずは、これらの事業の継承と充実を図っていくことが最も重要な課題かと考えております。特にリエゾンサービス関連では、骨粗鬆症マネージャーの資格を獲得された方に具体的にどのような活動をして頂いて実際の骨粗鬆症治療に結びつけていくのか、あるいは検診とどのように連携していくのか、さらには骨折後の骨粗鬆症治療の導入、継続をいかにうまく実施していくのか、などの多くの課題が存在しております。このことにつきましては、私が理事長に選任される前の理事会において新たに骨粗鬆症治療システム構築準備委員会を立ち上げて検討するという道筋をつけて頂いておりますので、準備委員会での検討を待って出来るだけ早くシステムを構築していきたいと考えております。

学会誌につきましても、編集委員会のメンバーを一新するとともに出版社も変更となり、雑誌名、巻、号ともに新らに再出発することになりました。編集委員の先生方により学会誌の充実が図られていますので、皆様方のご協力を宜しくお願い申し上げます。

学会の規模と活動の拡大に伴い数多くの委員会ができ、日曜、祝日を中心に委員の先生方、事務局の方々の時間を拘束することになっております。さらに、複数の新たな委員会の設立も決まっている状況下で、委員会につきましては、その役割を整理し、可能なら統合も視野に入れて検討していきたいと考えております。

本学会は単一疾患を対象とする学会ではありますが、骨粗鬆症は多くの他の疾患やその治療との関連性が強い疾患であり、最終的に発生する骨折を含めて、多職種の連携が不可欠の疾患であると考えます。本学会の運営に当たり、今後とも、医師、歯科医師、多くのメディカルスタッフの方々のサポートを宜しくお願い申し上げます。